応用問題

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090202-00000016-yom-soci
…いつも思うのだが、Yahoo!ニュースからのブログリンクは業者だかアクセス稼ぎっぽいのばっかり。自動リンクではないようだし、チェックする人間の目が節穴なのか。それはさておきこのニュース。亡くなられた方のご冥福をお祈り致します。

救助中に200m滑落、遭難男性死亡…北海道・積丹
2月2日11時36分配信 読売新聞
読売新聞
 北海道積丹町(しゃこたんちょう)の積丹岳(1255メートル)でスノーボード中に遭難した札幌市豊平区の会社員藤原隆一さん(38)を1日正午頃、道警の山岳救助隊が発見。
 藤原さんの意識がもうろうとしていたため、5人の隊員が交代で抱きかかえて下山していたところ、藤原さんと3人の隊員が雪庇(せっぴ)を踏み抜き、約200メートル下に滑落した。
 3人の隊員は自力ではい上がったが、藤原さんが自力で歩けなかったため、残りの隊員が藤原さんを救助用のソリに乗せて急斜面を約50メートル引き上げた。ところが、隊員交代のため、ソリを近くの樹木に縛って固定したところ、樹木が折れてソリが滑り落ち、藤原さんは再び行方不明となった。
 当時は降雪で視界が悪く、救助隊は捜索を中断。2日朝から捜索を再開し、午前7時40分、標高約1000メートル付近の斜面でソリに乗った状態の藤原さんを発見、札幌市内の病院に搬送したが、死亡が確認された。
 道警の発表では、藤原さんは仲間2人と先月31日に積丹岳に入り、頂上付近からスノーボードをしていたがはぐれたため、無線機で頂上付近にビバークすると連絡していた。救助隊は1日朝から捜索し、同日正午頃、頂上付近の尾根筋に倒れている藤原さんを発見した。
 救助中に滑落事故が起きたことについて道警は「限られた人数の中で、やむを得ない判断だった」としている。
最終更新:2月2日11時36分

とりあえず、うろうろドクターさんのところにTB。
コメント欄がちょっと面白い展開なのだけれど、「限られた人員・装備で、冬山の厳しい状況下で力を尽くした救助隊員」と「限られた人員・設備で、さまざまな状態の患者を治療する医師」ってのは、基本的に相似形。自然環境も病気・怪我も当たり前の話、人間が思うようにできる保障なんてどこにもないのだ。「救助隊員が来たから大丈夫」ってのと「医者にかかってるから大丈夫」なんてのも、もちろん同じなわけで。
どうも医療がらみになると以前からのマスコミの情報操作もあってか、そのあたりが理解されないようだけれど。