奈良の件。

いつも拝見しているS.Y.’s Blog様のところから、NHKニュースのyoutube動画を頂いてきました。
http://www.youtube.com/watch?v=8lnt1fH_gh0
恐らく病院側は守秘義務や訴訟準備で取材に応じられないことを考えても、ネタか?と思うほどの偏向報道ぶり。

そもそも「今一度、真実をはっきりさせてミスを認めていただき、謝罪してほしい」というコメントは、初めからミスが存在することが前提となっている。ミスが存在しないという「不都合な真実」を受け入れられないのだろうか。

またこの夫が「真実を受け入れられていない」ということを頭におきながらみると、病院の対応が特におかしいわけではないことは自ずと理解できる。
1回目で医学的な説明を尽くしても理解してもらえないのであれば、弁護士が対応することになるのは当たり前。また「納得いく説明はありませんでした」を言い換えれば、「説明(真実)に納得できませんでした」と結局同じこと。

遺族を責めるべきでないのは重々承知しているが、この夫は独り善がりの「正義」を振りかざし、結果として日本の優れた産科医療を台無しにしつつある。悪いが正直言って嫌悪感を感じずにはいられない。

とにかく産科医療を(当然ながら妊産婦を)守るためには、何としても病院が負けてはいけない裁判。和解で妥協すべきでもない。「正しいことが正しいこととして通用しない」ことに対する恐怖も、医療崩壊の大きな原因なのだから。
むしろ病院は、マスコミの不当報道を名誉毀損で提訴してもいいぐらいだ。